第2原発、廃炉作業6月23日着手 東京電力、7月上旬から除染

 

 東京電力福島第2原発の全基廃炉を巡り、東電は22日、廃止措置計画について県と立地町の富岡、楢葉両町の了解を得たのを受け、23日から廃炉作業に着手すると発表した。

 東電によると、4段階ある廃炉工程の第1段階(解体工事準備期間)の除染作業に向けた準備を開始する。1~4号機で、制御棒を出し入れする設備(CRD)を補修する部屋を除染する。CRDは原子炉内の水に触れるため放射性物質が付着、補修室内も汚染されている。補修に使用する分解装置の表面線量は毎時4.0~0.3ミリシーベルトとなっている。

 分解装置は表面を研磨し、同装置につながる排水ポンプなどは高圧水で除染する。使用した水はフィルターを通して放射性物質が除去され、使用済みフィルターは原発構内で保管される。

 23日は除染作業開始に当たり、対象区域の安全点検などの準備を開始する。資器材搬入を経て7月上旬にも除染が始まる見通し。1~4号機の順に作業を進め、9月27日に終える予定となっている。

 廃炉工程の第1段階は10年かかり、第2段階(12年)で発電機タービンなど周辺設備、第3段階(11年)で原子炉本体など、第4段階(11年)では原子炉建屋などを撤去する。