「二本松城文化観光施設」工事遅れ開所は来春に、新型コロナ影響

 
来春に開所が遅れる見通しとなった二本松城文化観光施設

 二本松市が霞ケ城公園に整備中の二本松城文化観光施設(仮称)は、7月ごろの開所を目指していたが、来春に遅れる見通しとなったことが、市への取材で分かった。新型コロナウイルス感染症の影響などで工事が遅れているのが要因という。

 国指定史跡「二本松城跡」など二本松藩を中心にした歴史と文化、観光の魅力を発信する拠点施設で昨年5月に建設工事が始まった。

 新型コロナで作業員を確保できなかったり、設計と工事部門の打ち合わせが頻繁にできなくなったりしたほか、地盤が想定以上に軟弱で、地盤改良などの追加工事が必要になった。

 施設本体の工事は11月末ごろに完了する見込み。その後、展示物などを搬入し、開所に向けて運営面での手順や展示物の作動確認などが3カ月程度行われる。また外構工事が年度末まで続く予定という。

 同施設は、霞ケ城公園の第6駐車場(敷地面積5550平方メートル)に鉄骨鉄筋コンクリート平屋・一部2階建て(延べ床面積1750平方メートル)を新築。1階に二本松城や石垣の歴史をたどる映像などを放映する360度モニターの「二本松城ガイダンス室」や、二本松丹羽家と二本松藩などの歴史資料を紹介する展示室を設ける。2階には観光や物産を紹介するギャラリーなどを整備する予定。総事業費は12億円。