【速報】三春殺人ひき逃げに死刑 地裁郡山

 

 三春町で昨年5月、道路で清掃作業中の男女2人を故意にトラックではねて殺害したなどとして、殺人やひき逃げの罪に問われた本籍伊達市、住所不定、無職盛藤吉高被告(51)の裁判員裁判判決公判は24日、地裁郡山支部で開かれ、小野寺健太裁判長は「極めて悪質で酌量の余地はない。人命軽視も甚だしい」などとして求刑通り死刑を言い渡した。県内の裁判員裁判で死刑判決は2例目。

 殺人罪などの成立については争いがなく、盛藤被告の殺意の程度と量刑が主な争点だった。検察側は論告で「トラックを走る凶器として使い、明らかに被害者を殺害しようという意欲に基づく行為」と死刑を求刑。弁護側は最終弁論で「死亡を確認せず立ち去り、何度もひいていないのは明確な殺意がない表れ。積極的な殺意と比べ非難の程度は弱い」と述べ、無期懲役が相当としていた。

 福島地裁によると、県内での死刑判決は記録が残る1978(昭和53)年以降、今回で9例目。直近では会津美里町で2012年7月、夫婦が殺害され、現金などが奪われた強盗殺人事件で高橋明彦死刑囚(54)に言い渡されて以来。