「温度センサー付きタイヤ」 白河実高生、自動車アイデア最優秀

 
最優秀賞を受賞した奥山さん(右)と佳作を受賞した水野さん

 自動車技術会東北支部が主催する第31回自動車技術独創アイデアコンテストで、白河実高3年の奥山蓮斗さんの「温度センサー付きタイヤ」が高校の部最優秀賞、水野太陽さんの「安全性重視の後部座席」が同部で佳作に選ばれた。奥山さんは「初めての参加で最優秀賞受賞はうれしい」と喜んだ。

 同コンテストでは、高校生や大学生らが省エネや交通システム、安全面などの自動車技術に関する独創的なアイデアを発表する。

 奥山さんは、母から「冬に路面がぬれているのか凍っているのか、目で見ても分からない」という悩みを聞き、タイヤで温度を感知して路面の状況を判断できるアイデアを思い付いた。

 タイヤに温度センサーを埋め込み、路面の温度を常時測定。センサーが路面の凍結を感知した場合は乗用車の速度が一定以上にならないように制限し、凍結が解消されたと判断すると制限を解除するアイデアを発表した。

 奥山さんはオンラインで行われた発表を「口の開け方など、伝わりやすさを意識した」と振り返り「自信がなかったが、入念に準備したおかげで受賞できた」と笑顔を見せた。

 佳作の水野さんは、動画サイトで交通事故のテスト動画を視聴。普通のシートベルトでは防げないほどの衝撃を受ける事故も多いと感じ、ジェットコースターなどで使われる胸元を覆う安全バーのようなシートベルトを考えた。

 シートベルトの胸部分にはエアバッグを内蔵するアイデアも加えた。水野さんは「入賞できてうれしい。このアイデアが少しでも役に立てば」と語った。