阿武隈川遊水地、22年度にも「買収交渉」 10月から用地調査へ

 

 本県に甚大な被害をもたらした東日本台風(台風19号)を受けた阿武隈川の緊急治水対策プロジェクトで、国が鏡石、矢吹両町と玉川村に計画している遊水地について、国が早ければ来年度にも用地の交渉と買収に着手したい意向であることが24日、福島河川国道事務所への取材で分かった。同事務所は「十分に説明し、理解を得ながら進めたい」としている。

 今年の10月ごろからは、先行して農地を中心とした用地調査に入る。調査は地区を19に分けて段階的に進める。来年度は、調査結果を踏まえながら地権者と土地取得に向けた交渉に入る構えだ。ただ、予定地には農地が多いため、23年3月までは通常通りの営農をしてもらうことを想定している。

 併せて、宅地を中心とした調査にも着手。用地取得の契約を締結し、引き渡しが済んだ地点から遊水地としての整備を進めていく予定だ。遊水地の面積は、3カ所で計300~400ヘクタールとなる見通し。