福島県、地域課題に若者の柔軟な発想を I・Uターン促進事業

 

 県は本年度、首都圏などの若い世代を対象に、本県が抱える地域課題の解決策を考えてもらう事業に乗り出す。新型コロナウイルス感染拡大を機に地方への関心が高まっていることを受け、若い世代が本県と継続的につながるきっかけをつくることで、関係人口の拡大やI・Uターンの促進につなげる。

 首都圏などの30歳前後の世代を対象に、30人程度の参加者を募る。事業は「ふくしま夢実現クエスト」と銘打ち、各地域が抱える悩みや協力してほしいことをクエスト(取り組むべき課題)として参加者に依頼。若い世代の柔軟な発想で解決策を探ってもらう。

 参加者は三つのチームに分かれてアイデアを出し合い、それぞれの課題解決に向けた具体的な計画を練る。9月下旬ごろから会議やオンラインツールで意見交換を重ね、11月以降には県内でのフィールドワークに臨む。県は活動費として各チームに最大10万円を支援する。年明けには、活動の成果や今後の方針を発表する機会を設ける。

 県は若い世代のI・Uターンを促進するため2018(平成30)年度から、県内出身者らの集い「30歳の大同窓会」を開催。昨年度までの3年間で計約750人が参加した。県は大同窓会への参加者にも「クエスト」事業への参加を呼び掛け、本県をより身近に感じ、継続的に関心を持ってもらうことが狙い。

 6月定例県議会で県民連合の椎根健雄議員(郡山市)の代表質問に橘清司企画調整部長が答えた。