福島県人口8万人減 戦後最少183万4198人、相双以外マイナス

 

 国勢調査の速報値によると、昨年10月1日現在の県人口(外国人人口含む)は183万4198人で、15年の前回調査と比べて7万9841人(4.2%)減り、戦後最少となった。原発事故による避難地域への住民帰還が進み相双地方で増加した一方、相双を除く全ての地方で減少し、減少幅は過去最大だった前回調査(5.7%減)に次いで大きかった。

 原発事故で避難指示などが出た12市町村では、避難指示解除などを背景に飯舘村や葛尾村、楢葉町、広野町など9市町村で人口が増加した。前回調査で人口がゼロだった富岡、浪江、大熊の各町も増えたが、帰還困難区域が大部分を占める双葉町は前回に続きゼロとなった。

 川俣町と田村市は復興関連の作業員の転出により減少。川俣町は飯舘村からの避難者の帰還が進んだことで減少幅が15.7%と県内で2番目に大きかった。

 12市町村以外で人口が増加したのは大玉、西郷の2村のみ。59市町村のうち47市町村で減少し、特に檜枝岐村(17.6%)や金山町(14.7%)、鮫川村(14.5%)の減少幅が大きく、少子高齢化に伴う人口減少の傾向が深刻化している。県は移住の促進や雇用の創出、子育て環境の整備など人口減少対策を進める方針。