霜に負けず「モモ」初出荷 桑折の共選場、職員らが箱詰め作業

 
モモのわせ種「はつひめ」の出荷作業に追われる職員ら=桑折町・JAふくしま未来桑折共選場

 本県を代表する果物モモのわせ種「はつひめ」の出荷が25日、桑折町などで始まった。JAふくしま未来桑折共選場と伊達果実農業協同組合共選場では、箱詰め作業が行われ、県内や宮城県の市場に出荷された。

 この日は同JAに約330キロ、伊達果実農協に約130キロのはつひめが運ばれ、職員らは出荷作業に追われた。今年4月に発生した凍霜害により、多くの生産農家で生産量が減少する中で初出荷の日を迎えた。

 伊達果実農協によると、今年は出荷量の減少で出荷先の市場が限定される見通しという。佐藤邦雄組合長(67)は「品質の良いモモを出荷できて安心したが、収穫がほとんどできない産地もある。地域格差が生まれているのが実情だ。福島産ブランド力を落とさないようにしっかりとアピールしていく」と話した。

 モモ農家でもある同JAの佐藤広武理事(65)は「今年は収穫できる総量が少ないため、単価が上がりそうだ。モモの生育は順調だが、今後の天候次第では、凍霜害を受けなかったモモの生育に影響を与えるので、気を引き締めて栽培したい」と語った。主力品種「あかつき」の出荷は7月中旬を見込んでいる。