福島市、モデルナ製も切望 新型コロナ、ワクチン接種体制強化

 

 政府によるモデルナ製ワクチン供給に、県内の自治体で唯一申し込んでいた福島市は、7月から集団接種会場での使用を予定していた。政府はモデルナ製ワクチンの供給を一時停止しており、供給開始時期は遅れる見通しだ。接種体制を強化した市にとって出はなをくじかれる形で、木幡浩市長は「このままでは全体の接種に影響が出る」とワクチン供給を切望する。

 現在接種を進めている一般高齢者と、7月から接種が始まる基礎疾患がある人の分はファイザー製ワクチンが確保できている。だが、このほか7月から接種を始める基礎疾患のない64~16歳らはモデルナ製ワクチンを使用する予定だったため、供給がなければ接種が滞る。

 市によると、モデルナ製ワクチンは7月上旬に供給される予定だったが、2~3週間遅れる見通しという。木幡市長は「政府は自治体の尻をたたいて接種能力を増強させた一方、大規模接種や職域接種を進め、肝心要の自治体への供給不足の事態を招いた」と指摘した。