竹が土台、木工班で仕切り板製作 障害者施設のベーシック憩

 
完成したパーティション

 シャローム福祉会が運営する福島市の事業所「ベーシック憩」は、新型コロナウイルス感染対策に使う飛沫(ひまつ)防止パーティションを製作、販売している。竹が土台のユニークな商品で、市内の企業に人気を集めている。

 幅60センチ、高さ45センチの透明なアクリル板を、土台となる二つの竹が支えている。竹には穴が開いていて、花を飾ることもできる。1個2000円。4月から販売を始め、約20個売れたという。

 ベーシック憩は、知的障害や精神障害などがある大人が、就労に必要な知識や能力の向上のための訓練を行う施設。現在24人が利用している。利用者は木工班、お菓子班、PC班に分かれて働いている。

 パーティションは木工班の6人が製作している。利用者は竹に穴を開け、布やすりを使って竹を磨く。竹は丈夫にするために1カ月程度乾燥させる必要があり、一つのパーティションを完成させるのに1カ月以上かかるという。

 研磨作業を中心に担当している男性(53)は「作った商品が売れると本当にうれしい。達成感に包まれる」とうれしさを口にした。高野真哉施設長は「商品を通して利用者が社会の一員として一生懸命働いているということを伝えたい」と話した。商品についての問い合わせは同施設(電話024・529・6901)へ。