JKの知恵「授けます」 手書きのおみくじ、福島で人気集める

 
「おみくじに書かれている言葉を見て救われる人がいたらうれしい」と話す渡辺さん(左)とメンバーの佐藤さん

 福島市内の高校に通う女子生徒が手書きで作製したおみくじが引ける「JKみくじ」が同市のチェンバおおまちに設置され、人気を集めている。おみくじにはJK(女子高校生)らしい視点のアドバイスなどが書かれており、作製した女子高校生らの団体「JK結社VivAce(ヴィヴァーチェ)」代表の渡辺羽由(はゆき)さん(18)は「一つ一つ思いを込めて作った。おみくじに書かれている言葉を見て救われる人がいたらうれしい」と話す。

 おみくじをお正月だけでなく、日常のちょっとした時間に楽しんでもらおうと、昨年4月に設置した。1回100円で引くことができ、大吉、小吉など一般的なもののほかオリジナルの「ビバ吉」「大大吉」などもある。

 「大大吉」のおみくじには、「JKからひとこと」として「自分の発言、思考に自信をもつ為にも成長してみては...?」とあり、恋愛運の項目には「パックして、入念に!」、仕事運の項目には「いつも笑顔で!」とメッセージが書かれている。

 同団体は「福島をPRしたい」「福島を華やかにしたい」「福島の良さになりたい」を活動理念に2019年5月に結成。中心メンバーは渡辺さんと高校生ら約15人。県内で開かれるイベントの企画運営や、東日本台風(台風19号)の避難者支援などを行ってきた。JKみくじの収益は団体の活動資金に充てる。

 渡辺さんは福島南高の生徒だった時に同団体の設立メンバーの一人となり、今は働きながら日本女子大生活芸術学科の通信課程で学んでいる。「県外に出た子が、活動を通じて福島や復興について考えてくれたらうれしい。福島を華やかにできるような活動をしたい」と意気込む。

 同団体のメンバーで福島南高文理科の佐藤希海(のぞみ)さん(3年)は「大学は県外に出る予定だがヴィヴァーチェには所属して、福島の農産物や水を生かしたイベントの企画を手掛けていきたい」と今後の活動に意欲を見せた。

 おみくじを引ける時間は午前10時~午後7時。日曜日定休。