前飯舘村長の菅野さん 在任中の広報誌コラム書籍化

 
菅野氏のコラムをまとめた書籍

 前飯舘村長の菅野典雄氏(74)が、村長在任中に村の広報誌「広報いいたて」に掲載したコラム「こころのぽけっと」をまとめた書籍をSEEDS出版(福島市)から発行した。

 菅野氏は、6期24年にわたり、「開かれた村政」を公約に掲げて選挙戦に挑んできた。公約を具現化するための一つの方策として、村長として仕事をする中での気付きやエピソードなどを紹介するコラムを広報誌に掲載することを考えた。菅野氏は、1996(平成8)年10月に初当選し、就任3カ月後に発行された広報誌2月号から毎月コラムを書き続けてきた。

 書籍には、震災前のコラム「村おこし編」と、東京電力福島第1原発事故による避難指示が解除された2017年以降のコラム「帰村編」を掲載した。すでに、原発事故による全村避難期間中のコラムをまとめた「避難編」も発行している。

 「震災前は、村民の素晴らしい動きや、村内の楽しかった出来事などを知らせる内容が多かったが、(震災以降は)災害にどう向き合い、どう対処していくことが大切なのかといった内容に変わっていった」と菅野氏。「『ものは考えよう』という前向きな内容を発信してきた。多くの人に書籍を手に取ってもらいたい」と話した。

 価格は2千円。岩瀬書店福島駅西口店、道の駅までい館などで販売している。問い合わせはSEEDS出版(電話024・597・6800)へ。