自らすいた和紙に大山祇神社「御朱印」、西会津で体験イベント

 
和紙づくりの参加者。右は滝沢さん

 西会津町の魅力を発信するにしあいづ観光交流協会は26日、同町野沢の大山神社神楽殿境内で「なじょな願いもかみ(神、紙)頼み」を開き、参加者が和紙作りを体験、御朱印を手にした。同神社で今月末まで開かれている「大山まつり」の参加行事として行われた。

 山の神として多くの信仰を集める同神社周辺の和紙の原料・コウゾを使って紙をすき、その和紙に御朱印をもらう―というイベント。同町地域おこし協力隊の滝沢徹也さんが講師を務め、今年からその技術を学んでいる同協力隊の大山栞那さんがアシスタントを務めた。

 参加者はコウゾのちりなどを取り除く「ちりより」の工程から挑戦。コウゾの皮をたたき棒で数多くたたく工程などを、悪戦苦闘しながらも黙々と作業に励み、和紙をすき上げた。

 この後、約4キロ先の同神社御本社まで修験道を歩き、乾燥した和紙に御朱印をもらい、参加者は"自分だけの宝物"を手に一様に満足げな表情を見せていた。滝沢さんは、かつて会津藩の公文書にも使われた同町の「出ケ原和紙」の復活活動に携わっている。この日も出ケ原和紙の制作過程を取り入れ、再現した。