コロナ対策「習慣化」 往来や飲食、福島県防止策継続

 

 内堀雅雄知事は28日、今月末までを期限とする新型コロナウイルス再拡大防止の重点対策について、来月以降は「基本対策」として県民や事業者に同様の対応を求める方針を示した。夏休みなどで人の流れが増えることや、感染力が強い変異株の拡大を踏まえ、県外の感染拡大地域との不要不急の往来や大人数での飲食など感染リスクの高い行動の自粛を習慣化するよう呼び掛ける。

 県庁で開いた県感染症対策本部員会議で示した。県は感染の再拡大を防ぐため、1日から県全域で重点対策を実施している。県内の新規感染者数は下げ止まりしており、27日現在で感染状況を判断する五つの指標のうち病床使用率を除く全ての指標が「ステージ2」(感染者の漸増)の水準にある。

 郡山で増加傾向

 ただ、郡山市では感染者が増加傾向にあり、1~27日は129人と県全体の46.7%を占める。20~30代が半数以上と、特に若い世代で感染が広がっており、直近1週間(21~27日)の人口10万人当たりの新規感染者は11.75人とステージ3(感染者の急増)の指標(15人)に近づいている。

 変異株への置き換わりも県全域で急速に進んでいることから、県は重点対策と同様の対応を「日常的な取り組み」として定着させ、引き続き基本的な感染防止対策を徹底することが必要と判断。内堀知事は会議後の記者会見で「再拡大の防止は今月だけで終わりではない。県民の多くがワクチンを打てるようになり、全国的に感染が収まってくる状況の中で初めて本当の意味で解除できる」と述べ「当たり前の対策を習慣化し、継続してほしい」と呼び掛けた。

 郡山市については「今後の動向によっては強い対策を講じなければならない可能性もある」と指摘。「他の地域以上に厳しい状況にあることを心に置き、より慎重に行動してほしい」と協力を求めた。