「廃炉」作業現場の法令違反44% 時間外労働など労務関係多く

 

 福島労働局は29日、昨年1年間に東京電力福島第1原発事故に伴う廃炉、除染作業に携わった事業者の労働基準法など関係法令の違反件数を発表した。廃炉作業では277事業場のうち44.4%に当たる123事業場、除染作業では92事業場のうち42.4%に上る39事業場で違反を確認した。

 汚染土壌などの収集・運搬に携わる事業者は199事業場のうち90事業場(45.2%)、中間貯蔵施設などでの廃棄物処分業務を行う事業者は183事業場のうち124事業場(67.8%)で違反を確認。ほとんどの事業場で、現場での違反よりも時間外労働や割増賃金の支払いなど労務管理関係の違反が多かった。