「只見柳津」が国定公園に 会津の県立公園、21年秋にも編入へ

 

 会津の6市町にまたがる「只見柳津県立自然公園」の「越後三山只見国定公園」への編入を巡り、中央環境審議会は29日までに都内で自然公園等小委員会を開き、国定公園への編入を盛り込んだ環境省案をおおむね承認した。同審議会は近く同省に編入を正式に承認する答申をまとめる。県による同自然公園の廃止手続きなどを経て、今秋にも同国定公園に編入される見通し。

 越後三山只見は本県と新潟県にまたがる本県唯一の国定公園で、編入により只見柳津県立自然公園エリアの知名度向上と利用者の増加が期待される。

 現在の只見柳津県立自然公園全域に加え、豊かな自然を誇る周辺地域の只見川下流部~阿賀川、柳津温泉スキー場周辺なども編入される見通し。編入面積は計1万6571ヘクタール。沼ノ平など、希少生物が生息する地域の保護強化にも取り組む。

 県は公園の魅力向上に向けて、園内の道の駅尾瀬街道みしま宿、奥会津かねやま、JR只見線の駅を公園の豊かな自然などの情報発信の拠点に位置付ける。JR只見線の代表的なビューポイントである第1只見川橋梁(きょうりょう)展望台などに加え「会津のマッターホルン」と呼ばれる蒲生岳や大塩炭酸泉なども必要に応じて整備を進める。

 県と環境省は、本県の国立・国定公園の自然資源を活用した復興支援事業「ふくしまグリーン復興構想」を推進しており、園内の自然を楽しみながら歩けるコースの整備などを通じて交流人口拡大を図る。