水素燃料車「世界記録」達成!いわき出発、距離1040.5キロ走行

 

 1回のみの水素補給による燃料電池車(FCV)の最長航続距離の記録更新に挑戦していた自動車評論家国沢光宏さん(63)らのチームが29日、トヨタ自動車のFCV「ミライ」で世界記録となる1040.5キロ走ることに成功した。

 前日にいわき市を出発した国沢さんらは茨城、千葉の海沿いなどを走行。29日午後3時に東京の豊洲水素ステーションにゴールした。これまでは5月にフランスで同じ「ミライ」が記録した1003キロが最高だった。使用したのはいわき市の工場で生産された5.6キロの水素。平均時速は約40キロで10人が運転した。国沢さんは「改めて水素というエネルギーの可能性を感じた。福島の若い人を中心にもっとこの分野を伸ばしていってほしい」と話した。

 トヨタ自動車によると、記録に正式な認定組織はなく、関係者の申し合わせとなっている。FCVへの1回のみの補給以外決まりはないため、車両改良などで更新しやすくなるが、同社担当者は「現段階のFCVでこれだけの走行ができるという可能性を示してくれた」と話した。挑戦にはトヨタ自動車のほか根本通商(いわき市)が協力した。