福島・荒川、11年連続「水質日本一」 地域一体で環境美化活動

 
水質日本一に選ばれた荒川=1日午後、福島市

 国土交通省は1日、国が管理する全国の159河川で行った2020(令和2)年の水質調査結果を発表、福島市を流れる荒川が11年連続で「水質が最も良好な河川」に選ばれた。地域一体で環境美化や魅力発信に取り組んだ成果が水質日本一の継続につながった。

 国交省は水の汚れを表す指標の一つ「生物化学的酸素要求量(BOD)」の年間平均値を測定。水1リットル当たり0.5ミリグラム(環境省が定めるBODの報告下限値)の河川を「水質が最も良好な河川」としている。荒川は昨年と同じ1リットル当たり0.5ミリグラムだった。今回「水質が最も良好な河川」とされたのは10道県の18河川で、東北は荒川のみだった。

 清流・荒川「努力の結果」

 福島市が誇る清流・荒川が11年連続の水質日本一に輝いた。清掃活動などを通じて川の美化などに長年取り組んできた関係者は1日、喜びの声を寄せた。

 荒川の自然保護に取り組む「ふるさとの川・荒川づくり協議会」の渡辺富志夫会長(82)は「地域住民の努力の結果」と喜んだ。河川の清掃など同会の環境美化活動は、年を重ねるごとに浸透し、市民の意識が高まっていることを実感しているという。渡辺会長は「年々ごみが少なくなってきた。20年連続日本一に向けて活動を続けていきたい」と語った。

 また、木幡浩市長は11年連続日本一の快挙に「地域の皆さんの地道な水質改善の取り組みのたまもの。今後も流域治水の取り組みとともに、地域間交流、教育や観光、まちづくりに一層活用していきたい」とコメントした。