接待伴う店、新型コロナ感染増加 郡山市、飲食店PCR実施へ

 

 バーやスナックなど接待を伴う飲食店での新型コロナウイルス感染が県内で再び増加傾向にある。1日には福島、郡山の両市で従業員や来店客の感染によるクラスター(感染者集団)が確認された。郡山市では6月以降、同様の店舗7店で複数人の感染が確認されているという。

 「非常に強い危機感を持っている」。1日に臨時記者会見を開いた品川萬里市長は口調を強めた。市によると、6月に市内で確認された148人の感染者のうち、19%が接待を伴う飲食店で感染したとみられ、5月より14ポイント増えた。

 1日にクラスターが確認された店では、同じ日に店にいた男性従業員2人と、客の男女3人の感染が判明した。同日に店を利用した人で、5人以外の感染は確認されていないという。

 接待を伴う飲食店での感染拡大を受け、市は5~9日の5日間、同様の飲食店従業員を対象に無償のPCR検査を行う方針を発表。市保健所でドライブスルー方式で行うことで検査を受けやすくする。また、6、7の両日にはJR郡山駅前で品川市長や市職員が感染対策を呼び掛ける。

 また、福島市でクラスターが発生した接待やカラオケのある飲食店では、1日までに同市在住の従業員女性3人と利用客男性3人の計6人の感染を確認。市は濃厚接触者として利用客約30人や、ほかの従業員らのPCR検査を進める方針だ。

 市によると、同店では6月26日に20代の女性従業員の感染が判明し、店は同日から休業している。6人の症状は軽いが、感染力の強い変異株「N501Y型」に感染していたという。市保健所の中川昭生所長は「最近は気が緩んできている雰囲気がある。感染防止対策はまだまだ気を引き締めなければならない」と訴えた。