浪江町と民間4社、水素の利活用へ協定 脱炭素のまちづくりへ

 
協定書を取り交わした(左から)寺崎氏、相良氏、吉田町長、成田氏、野中氏

 浪江町は2日、丸紅、日立製作所、パナソニック、みやぎ生協・コープふくしまと水素の利活用やまちづくりに関する連携協定を結んだ。町は民間4社の知見を受けながら、製造した水素を町内の家庭に供給する実証事業などを行い、町民と水素がより身近になる取り組みを進めていく。

 協定に基づき、水素利活用など脱炭素・エネルギー事業推進によるまちづくりをはじめ、立地企業の使用電力を全て再生可能エネルギーで賄う「RE100産業団地」整備に向けた取り組み、地域産業の活性化、役場庁舎総合行政システムのDX(デジタル技術による事業変革)化支援の分野で協力する。

 町は昨年度、双葉郡で丸紅やみやぎ生協と連携し、水素の供給網構築に向けた調査を実施。その後、事業者から総合的な分野で町復興に携わりたいと申し出があり、協定の締結に至った。締結式は町役場で行われ、吉田数博町長、丸紅エネルギー・金属グループCEOの相良明彦氏、日立製作所東北支社長の成田新氏、パナソニックアプライアンス社スマートエネルギーシステム事業部長の寺崎温尚氏、みやぎ生協副理事長・福島本部長の野中俊吉氏が協定書を取り交わした。丸紅の相良氏は「各社の知見を生かし、浪江のまちづくりに貢献したい」と述べた。