「相馬野馬追」継承、歴史たどる 7月3日から南相馬で企画展

 
展示物の前で解説する二上学芸員

 南相馬市博物館は3日から、同館で相双地方の伝統行事「相馬野馬追」の歴史を振り返る企画展「受け継がれる伝統のチカラ 相馬野馬追」を開く。8月22日まで。

 野馬追(24~26日)の開催を前に企画された。展示は「相馬野馬追の歴史」「継承と苦難の歴史」「東日本大震災」の3部構成。野馬追の歴史のほか、飢饉(ききん)や東日本大震災、新型コロナウイルスなど困難な時代に焦点を当て、どのように野馬追が継承されてきたかを伝える。

 会場には新型コロナの影響で規模を大幅に縮小して開かれた昨年の「省略野馬追」の写真をはじめ、江戸時代の野馬追を描いた絵図など資料約85点を展示する。

 2日は報道関係者向けに先行公開され、博物館の二上文彦学芸員が展示内容を解説した。二上学芸員は「幾多の困難な時代でも野馬追は継承されてきた。多くの人に見ていただき、野馬追の文化を後世に残したい」と語った。

 開館時間は午前9時~午後4時45分(最終入館は同4時)。月曜日休館。観覧料は一般400円、高校生200円、小中学生100円。障害者のほか、同市と飯舘村に居住または通学する小中学生と高校生は無料。問い合わせは市博物館(電話0244・23・6421)へ。