木戸川のアユ釣り、7月4日解禁 11年ぶりに夏彩る風物詩復活

 

 楢葉町の木戸川漁協は4日午前5時、町内を流れる木戸川のアユ釣りを解禁する。解禁は東京電力福島第1原発事故前の2010(平成22)年以来11年ぶりで、夏を彩る風物詩が復活する。

 原発事故の避難指示が出された地域の川でアユ釣りが解禁されるのは初めて。同漁協は、県の自粛要請により見送ってきたアユ釣りの解禁に向け、13年から本格的にアユの放射性物質検査を行うなど準備を進めてきた。昨年5月には原発事故後で初めて稚魚を放流し、今年5月にも稚魚約300キロを川に放った。県が5~6月に20回にわたり実施した放射性物質検査では、検出限界値未満か基準値の1キロ当たり100ベクレルを大きく下回ったため解禁することを決めた。

 解禁期間は12月末まで。河口から上流約7キロの範囲で釣ることができる。同漁協ふ化場長の鈴木謙太郎さん(39)は「木戸川のアユは魚体が美しく香りも良い。マナーを守って楽しんでほしい」と話した。問い合わせは同漁協(電話0240・25・3414)へ。