福島県で12人感染確認 新型コロナ、飲食店クラスター計8人に

 

 県は5日、県内で新たに12人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。4日に陽性と判明、累計4974人となった。

 内訳は郡山市6人、会津若松市3人、南相馬市2人、福島市1人。9人の感染経路が不明。また、4日発表分のうち、福島市の接待を伴う飲食店で発生したクラスター(感染者集団)で新たに利用者1人の感染が確認され、クラスターは計8人に拡大した。4日現在の入院者数は137人で、病床使用率は27.6%と7日連続でステージ3(感染者の急増)の水準にある。重症者は前日から1人増えて4人。14人が宿泊療養し、2人が自宅療養中。8人が療養先を調整している。4日までに8人が退院した。

内堀知事「増加に転じる動き」

 内堀雅雄知事は5日の定例記者会見で、県内の新型コロナウイルス感染状況について「下げ止まりの状況から増加傾向に転じる動きが見られる」と述べ、県民に基本的な感染防止対策の継続を呼び掛けた。

 県内では7月に入り、郡山市や福島市、南相馬市で感染者が増加。このうち郡山市は直近1週間(6月28日~7月4日)の新規感染者が11.15人と県全体の5.96人を大きく上回る。

 また1~4日の感染者69人のうち、福島市17人、郡山市18人、南相馬市18人と3市の感染者が計53人に上り、県全体の約77%を占める。内堀知事は3市を含む感染拡大地域への対応について「エリアを限定して強い制限を直ちにかけるという段階にはない」とする一方、感染力が強い変異株の拡大などを踏まえ「予断を許さない状況だ」と警鐘を鳴らした。