福島県内危険箇所、ハード面3009カ所対策必要 完了は全体の28%

 

 県によると、土砂災害が想定される危険箇所は県内に7983カ所あり、このうち〈1〉周辺に5軒以上の人家がある〈2〉高齢、障害者施設などがある〈3〉避難路に迂回(うかい)路がない―といったハード面で対策が必要な場所は3009カ所。対策済みは昨年度末現在で全体の28.5%に当たる858カ所にとどまり、県は残りの場所の対策を進める。

 また、県は土砂災害防止法に基づき、危険箇所のうち6964カ所を土砂災害警戒区域に指定した(4月1日現在)。本年度中を目標に全ての箇所を同区域に指定し、防災対策を図る考えだ。

 内堀雅雄知事は5日の定例記者会見で、静岡県熱海市で発生した大規模土石流災害を受け「本県でも急傾斜がある地域や中山間地域で、大雨が集中的に降ると土壌が弱くなり崩壊する可能性が高くなっている」とし、その上で「集中的な雨が予想される場合、国や自治体と連携し、先手を打って避難を呼び掛けたり、危ないところは通行止めにするなど人的被害をなくすことに取り組んでいきたい」とした。

 また今回の災害現場への職員派遣については「知事会などで要請があった場合はできる限り対応したい」と述べた。