南相馬市が「非常事態」 月内に独自対策

 

 南相馬市の接待を伴う飲食店でクラスター(感染者集団)が2件発生したことを受け、市は6日、市内の現状を「非常事態」と位置付け、独自の特別対策を実施することを決めた。市民に不要不急の外出自粛を呼び掛けるほか、24~26日に開催される「相馬野馬追」などの各種行事、イベント開催の見直しも検討する。

 同日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き決定した。市によると、対策実施期間は31日までの予定。不要不急の外出自粛などのほか〈1〉大人数などでの会食の自粛〈2〉疫学調査への協力―などを求める。県には飲食店への営業時間短縮の要請と、感染拡大防止のためにクラスターが発生した店名の公表を要請する方針だ。

 行事の見直しのうち、相馬野馬追は感染対策のため大半の主要行事を無観客で実施することが既に決まっているが、行事内容や実施方法をさらに検討する。門馬和夫市長は「今までにない、より強い対策が必要だ。収束に向け、市民には引き続き感染対策の徹底をお願いしたい」と求めた。会議後、門馬市長らは市内の飲食店を巡回し、感染防止に関する資料やPCR検査の実施を知らせるチラシを配りながら協力を呼び掛けた。

 クラスターが発生するなど感染者数が増加傾向にある郡山市の品川萬里市長らもこの日、飲食店などを訪問して協力を求めた。