「食の復興」へマーケティング学ぶ

 
ヒット商品誕生に向け熱い議論を交わす参加者

 東日本大震災で被災した東北地方の食産業を支援する一般社団法人「東の食の会」(東京都)は6日、浪江町の道の駅なみえでマーケティング講座「ふくしまファーマー&フィッシャーマンズキャンプ」を開いた。浜・中・会津の食の生産者たちがマーケティングの基礎を学び、震災と原発事故からの「食の復興」を進めようと交流した。

 同法人が本年度から3年計画で行う「浜通りの食のブランド化」事業の第1弾。マーケティングに詳しい同法人専務理事の高橋大就さんが講師を務め、漁業や農業など幅広い業種から約40人が参加した。

 講座では参加者一人一人が「記憶に残る1分間の自己紹介」に臨んだ後、高橋さんが岩手県発のヒット商品「Cava(サヴァ)缶」を例にしたマーケティングの基本戦略を解説した。

 その後のワークショップでは商品名を打ち出した上で、各自がターゲット顧客やニーズに対する価値提供、商品の特性や利用シーンなどを紙にまとめて発表。浪江町特産のタマネギやエゴマを使った斬新なアイデアに対し、参加者がヒット商品の誕生に向けた意見を出し合った。浪江町でエゴマを生産する「なみえファーム」代表の和泉亘さん(29)は「いろんな人々が集まり議論を交わすことができた。浪江をPRする商品を作りたい」と話した。