福島っ子笑顔に、若松の男性走った距離換算寄付

 
竹重さんへ協力金を手渡す山中さん(右)

 会津若松市の「何苦楚(なにくそ)RUN支援隊」の山中猛さん(52)は、自らが走った距離をお金に換算し、東京電力福島第1原発事故による避難で仮設校舎で学ぶ子どもたちや、子育て支援団体にフルーツなどを贈る活動を行っている。これまでに大熊、双葉、浪江などの学校に善意を届けており、東京五輪の聖火ランナーにも選ばれた山中さんはこれからも走り続ける。

 活動のきっかけは、東日本大震災後にいわき市での災害ボランティアに参加したことだった。原発事故の影響で外遊びができない子どもたちが増えていることを知り、2011(平成23)年5月に遊び感覚で運動する総合型スポーツクラブ「何苦楚魂 日新塾」を設立し、会津若松市内で週1回、活動してきた。

 日新塾は現在休止しており、その代わりに17人の仲間と「支援隊」をつくって「福島っ子!に笑顔を届けよう フルーツ支援プロジェクト」を始めた。活動内容は1キロ10円として走った距離を活動の原資として役立てる。そこに資源回収などで得られた資金を合わせ、旬の果物や起き上がり小法師(こぼし)などを購入し子どもたちへ届けるというものだ。

 5日には、同市七日町の小学生向け放課後スペース「寺子屋キッズ21・しゅくだいカフェ」へ協力金1万円を贈った。山中さんが、寺子屋を運営する読売民友新聞若松西部サービスセンター所長の竹重智さんへ協力金を手渡した。寺子屋には、山中さんが聖火ランナーの時に持ったトーチも期間限定で飾られている。