内堀知事「気を緩めると一気に悪化」 南相馬集中対策

 
臨時記者会見で県内の感染状況を示しながら感染防止対策の徹底を訴える内堀知事

 県は7日、新型コロナウイルスの感染が急拡大する南相馬市での集中対策実施に踏み切った。県庁で臨時記者会見した内堀雅雄知事は「ひとたび気を緩めると一気に悪化し強い制限、制約をお願いせざるを得ない状況になる。県民、事業者にも認識してもらい、基本的な感染対策を徹底してほしい」と改めて訴えた。

 県内では今月に入り、南相馬市の2件に加え、福島、郡山両市で2件、会津若松市で1件の計7件のクラスター(感染者集団)が発生。既に6月の5件を上回っているほか、7件のうち6件が飲食店で発生している。新規感染者数も6日間で既に100人を上回り、107人となっている。

 県内での感染再拡大を踏まえ、県は8日の予約開始で調整していた「県民割プラス」の延期を決定。県内の旅館やホテルに宿泊する際の費用を補助する事業で県民や事業者の期待は大きいが、内堀知事は「今は感染拡大防止に重点を置くべきだ」と理解を求めた。

 ただ内堀知事は、県内の感染状況について「ステージ2(感染者の漸増)相当」との認識を示した。会津若松市での集中対策時には特措法に基づくまん延防止等重点措置の適用を国に要請したが、南相馬市については「国にお願いする段階ではない」とした上で「県全体ではなく、地域限定で沈静化させたい」と述べた。