福島大卒業生、首都圏就職減 県内も減少、隣県は増加

 

 福島大が7日発表した昨年度就職状況によると、卒業生の就職率は96.9%(前年度比0.1ポイント増)で、うち県内の企業・自治体に就職した割合は34.6%(同2.3ポイント減)にとどまった。新型コロナウイルスの影響で、県外への移動が制限されたりオンラインでの面接が実施されたりと、例年と異なる就職活動を強いられ、関東圏での就職は29.6%(同6.2ポイント減)、東京都内は18.3%(同6.1ポイント減)と大きく減少した。

 同大は県内の割合が減った理由について、県内出身の学生が前年度より少なかったほか、県内の中小企業がオンラインでの就職活動に十分対応できなかった可能性があると指摘した。関東圏の就職率減少については、昨年出された緊急事態宣言の影響で思うように就職活動ができなかったことを理由に挙げた。関東圏に代わって宮城県や茨城県、岩手県での就職が増えた。業種別では、例年通り公務員が最も多く、サービス業、情報通信業と続いた。

 定例記者会見で佐野孝治副学長は「コロナ禍の就職活動は2年目となり、学生に寄り添った就職支援を実施していきたい」と語った。