安全操業に気引き締め 相馬で海難救助実技講習

 
海への落下事故を想定、救助を実演する参加者

 相馬双葉漁協は6日、相馬市の同漁協で海難救助講習会を開いた。参加者は救命胴衣の効果的な活用方法を学び、海上での無事故に向けて気を引き締めた。同漁協での海難救助講習会は東日本大震災後初めて。

 昨年12月、同漁協所属の漁船が無人で漂流しているのが見つかり、乗組員の1人が心肺停止の状態で海に浮かんでいるのが発見された。こうした中、4月から本格操業に向けた移行期間に入り、出漁する機会が増える見通しとなり、安全な操業を実現しようと同漁協が講習会を開催した。

 同漁協相馬原釜地区の組合員ら約75人が参加、福島海上保安部の職員が講師を務めた。救命胴衣の種類や点検方法、海中転落した場合の対応に関する座学講習に続いて、福島海保と同地区青壮年部による海上での実習を行った。海中での救命胴衣の効果を確かめたほか、漁船に積み込まれているロープを活用して転落者の救助を実演した。

 同地区青壮年部の石橋正裕部長(41)は「講習会が救命胴衣の重要性を改めて知る機会になれば」と話した。