「配送ロボ」家庭までお届け 若松でサービス実証実験

 
荷物を配送するロボット

 システム開発企業のTIS(東京都)は8日、会津若松市湊町で自動走行ロボットを使った配送サービスの実証実験を始めた。商店が少なく、公共交通機関を利用しにくい中山間地域で、住民が注文した品をロボットが家庭まで配送する。8月までの実験で地域住民らと課題を検証し、ロボットによる配送サービスの本格運用を目指す。

 ロボットは、シニアカー(電動車いす)を改良して作られ、時速3キロで走行する。途中に障害物があった場合は、搭載されているセンサーやカメラが感知して避ける。あらかじめ登録されたルートに沿って荷物を運ぶため、完全に自動走行で配送することができる。

 この日の実験では、地区内でロボットが公道を走行し、実際に荷物を届けられるか、一連の流れを確認した。荷物を受け取った遠藤静香さん(33)は「週1回の移動販売で買い物を済ませている人も多いので、欲しいものが届いたら助かる」と話した。

 同社によると、現段階では動物などの突発的な障害物の回避や雨の日、雪道での走行はセンサーが働きにくく、担当者は「実験を重ね、改良していきたい」としている。