こぶなら、幹回り「日本一」 二岐山、湯本小測定

 
児童らが計測したミズナラ=8日午前、天栄村・二岐山

 天栄村で自然調査などを行う「湯本森・里研究所」と同村の湯本小は8日、同村の二岐山で推定樹齢350年のミズナラの巨木「こぶなら」を調査した。幹回りの測定の結果、文化庁が「国内最大」と公表している長野県のミズナラを太さで約20センチ上回り、「日本一」となった。

 巨木は1940~50年代ごろには山に入った地元住民に発見され、こぶが多い見た目からこぶならの名前が付いた。昨年10月の村文化財保護審議会の簡易調査で幹回りが国内最大級と分かり、同団体が本格的な調査に乗り出した。

 今回の調査では、環境省が定める方法に従って地上から130センチの高さで巻き尺を張り、幹回りを測定。その結果、太さは7.46メートルとなり、長野県の国天然記念物「小黒川のミズナラ」の7.25メートルを上回った。

 同団体の星昇代表理事(42)は「大きな木だと漠然と知られてきたこぶならが、全国でも貴重な木だと分かった」と強調した。今後、村と調査結果を共有し、木や周囲の環境を保護しながら観光資源としての活用を考える。村は年度内にも、林野庁と協議して村の天然記念物指定に向けた手続きを進め、将来的には県や国の天然記念物への指定を目指す考えだ。

 作業を手伝った佐藤吏貢君(4年)は「大人になっても、木を大切に残していきたい」と声を弾ませた。