チケット所持者、歓迎と要望 ボランティア研修会

 
現地研修会で説明を聞く都市ボランティア。活動中の感染症対策や配置場所を確認した=9日午前、福島市

 1都3県は無観客、本県などは有観客―。開幕直前にようやく決まった東京五輪の観客受け入れ方針。「有観客で良かった」「安全な大会にしてほしい」。決定から一夜明けた9日、県内の大会に携わるボランティアやチケット所持者からは、さまざまな声が聞かれた。

 「子どもたちに五輪を見てもらいたいと思っていた。有観客になって良かった」。観客を入れて野球・ソフトボールが行われる福島市のあづま球場で9日に開かれた都市ボランティアの研修会。参加した福島市の高瀬勇さん(73)はそう喜び、配置場所や役割を確認した。国見町の古川せつ子さん(68)も「元気に明るく皆さんをおもてなししたい」と意気込んだ。

 あづま球場で28日に実施される野球の観戦チケットを所有する福島市の会社員高橋直也さん(29)は「五輪の舞台で活躍する選手を応援する機会は本当に貴重だと思うので、ぜひ現地で直接応援したい」と有観客を歓迎する一方、感染者数が依然として多いことに「主催者、観客の双方が感染対策をしっかりと講じた上で、安全・安心な大会の実現を願う」と話した。会津坂下町の会社役員小林悠介さん(43)は埼玉県で男子サッカー3位決定戦のチケットに当選していた。無観客のため払い戻しが決まり「楽しみにしていたけれど今もコロナの影響が残るので観戦は難しいと思っていた」と素直に受け止めた。