「ヘルメットなし」電動キックボード実証 南相馬

 
電動キックボードで走行する代表社員の金さん

 公道を走行可能な電動キックボードを販売するスワロー(川崎市)は12日、南相馬市原町区の福島ロボットテストフィールド周辺の公道で、運転時にヘルメットを使用しない電動キックボードの実証実験を開始した。10月まで実施し、得られたデータを基に政府に規制緩和を求める方針。

 電動キックボードは現在、道交法などで原動機付き自転車に該当し、走行は車道のみでヘルメットを着用する必要がある。実験では国の新事業特例制度を利用し、ヘルメット着用を任意とした場合でも安全に利用できるかどうかなどを確かめる。

 実験場所は国道6号を含む福島ロボットテストフィールドの周囲約10キロ。機体を小型特殊自動車扱いとして、法定最高速度を時速15キロに抑制して行う。同施設の入居企業5社約15人が参加し、付近のコンビニへの買い物などに活用してもらう。ヘルメットの任意着用は、実験の参加者のみ適用される。

 初日は同施設で試験走行が行われた。代表社員の金洋国さんは「実験を通じて、電動キックボードが現在原付き扱いという認知の向上を図り、参加企業技術者からの意見を得て機体の安全性向上に役立てたい」と話した。

 実験は、同施設に入居する「空飛ぶクルマ」の開発などを手掛けるテトラ・アビエーション(東京都)が誘致した。