給食に請戸のヒラメ なみえ創成小中で食育

 
ヒラメのフライを頬張る子どもたち

 浪江町のなみえ創成小中で13日、地元の請戸漁港で水揚げされたヒラメが学校給食で提供された。子どもたちは「常磐もの」の味に舌鼓を打ち、笑顔いっぱいに頬張った。

 同町にある水産卸・加工業柴栄水産の柴孝一社長(83)が「請戸自慢のヒラメを子どもたちに味わってほしい」と考え、食育の一環で振る舞った。

 ヒラメは学校の調理場で、レモン風味のフライに調理された。栄養技師が原寸大のヒラメの写真を見せて説明、児童・生徒約30人が味わった。同小3年の女子児童(9)は「すごくおいしい。初めてヒラメを食べた」と話した。

 同校に隣接する浪江にじいろこども園でも8日、ヒラメを使った給食が提供された。

 柴栄水産は1897(明治30)年の創業。東日本大震災による津波で社屋が流失し、原発事故の影響で一時休業した。請戸地区の水産加工団地に昨年2月、工場や事務所、直売所を再建し、請戸漁港で水揚げされた鮮魚や加工品を販売している。