郷土の味「イノべんとう」 実習の3高校が開発

 
小柴部長(左から3人目)に「ふくしまイノベんとう」を紹介する(左から)上遠野さん、小野さん、鈴木さん

 浜通りで福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想について学ぶ磐城農、小名浜海星、相馬農の3高校の生徒たちが、地元産品を使った「ふくしまイノベんとう」を開発した。13日、県庁で販売会を開き、3種類の弁当計356個を販売した。

 ロボットなど先端技術を使った農業やICT(情報通信技術)を活用した植物工場での実習などに取り組む生徒たちが開発に取り組んだ。

 相馬農は、東日本大震災で失われかけた南相馬市原町区萱浜地区の郷土食「ベンケイ」を復活させた。大根や芋がら、唐辛子をしょうゆと酢で煮た「ベンケイ」をポテトサラダやグラタンにもアレンジし、メニューに加えた。磐城農と小名浜海星は連携して二つの弁当を開発した。小名浜海星の練習船「福島丸」で水揚げしたメカジキや実習で製造しているサバの水煮缶、磐城農が太陽光型植物工場で栽培しているトマトなど、海と畑の魅力を生かすメニューを考え、弁当に詰め込んだ。

 販売会に先立ち、磐城農の上遠野愛華さん、小名浜海星の小野明奈さん、相馬農の鈴木愛佳さん(いずれも3年)が小柴宏幸県農林水産部長にそれぞれの弁当を紹介した。

 上遠野さんは「いろいろな世代に食べてもらえるよう味の濃さに気を付けた」、小野さんは「実習の製品を弁当のメニューにするのが難しかった」、鈴木さんは「今まで知らなかった郷土料理について学ぶ過程が楽しかった」と話した。