台風水害想定し防災訓練、コロナ対策もいわき市

 
防護服を身に着け訓練に臨む市職員

 いわき市は10日、市内各所で大型台風による水害発生を想定した総合防災訓練を行った。今回は新型コロナウイルス感染症の対策訓練も初めて行い、感染者や濃厚接触者を受け入れる避難所運営の手順を確認した。

 訓練には、市職員約500人と自衛隊、福島海上保安部、県いわき地方振興局、いわき中央署、東北電力、FMいわきが参加した。災害対策本部の設置や初期対応、市内22カ所の避難所開設などを行った。感染症予防のため一般住民の参加は見送ったが、防災メールによる避難指示や避難所開設のお知らせなどは行った。

 このうち、感染症対策訓練は市役所本庁舎で行った。避難所運営担当職員が防護服に着替えて参加。感染者と濃厚接触者を赤と黄色の区域に分けて入り口から受け付け、避難所内へ案内するまでを行った。

 参加者は無線を使って連絡を取り合いながら、訪れた市民役の職員から症状の有無などを聞き取り、保健師へ引き継ぐ流れを確認した。参加した職員は「防護服は思っていたよりも動きやすかったが、ゴーグルが曇ったり、無線が聞き取りづらかった。この体験を今後に生かしたい」と話していた。11月13日には地震や津波を想定した防災訓練を行う。