「矢吹を元気に」 地震被災ホテル応援でイベント

 
縁むすマルシェで、来場者を案内する赤坂さん(右)

 2月の本県沖地震で被災した矢吹町のホテルニュー日活を応援しようと、鮫川商工会青年部で部長を務める赤坂淳さんが、同ホテルでにぎわい創出のイベント「縁むすマルシェ」を開いた。赤坂さんは「矢吹町が、そして県南地方が元気になってほしい」と思いを語った。

 同ホテルは、地震でボイラーが故障したほか、壁が崩落するなどの被害を受けた。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で宴会場の利用が減るなど打撃を受けている。

 赤坂さんは青年部活動を通して同ホテルと交流があり、「何か応援するきっかけをつくりたい」とマルシェを企画し、自ら出店者を募った。「多くの人との縁で実現できるイベント。困ったときはお互いさまの精神で助け合いたい」とイベント名も「縁むすマルシェ」と付けた。

 10日のイベント当日は、ホテル駐車場にから揚げなどのキッチンカーや焼き鳥、かき氷などの出店が並んだ。また宴会場にもハンドメード作品やタロット占いなど約20店が出店し、来場者でにぎわった。ホテルを応援する募金箱も設置され、多くの人が善意を寄せた。

 子どもと一緒に白河市から訪れたという柴原美由紀さんは「ホテルの応援ができている気がしてうれしい。コロナでイベントが中止になる中、こんな楽しいイベントに参加できて幸せ」と話した。

 同ホテル取締役部長の大竹峰行さんは「地域の人から応援の気持ちが伝わってくる。コロナで宴会場の利用が少ない中、久しぶりに活気が戻って本当にうれしい」と感謝した。今後も同ホテルの応援イベントの開催を考えているという赤坂さん。「このイベントを通してさらに新たな縁が生まれ、さらに応援の輪が広まってほしい」とイベントの成功を喜んだ。