万世大路の環境整備 福島の保存会、伐採や側溝清掃

 
二ツ小屋隧道で交流を深めた福島と米沢の関係者

 福島市と山形県米沢市を結ぶため明治初期に整備された栗子峠の「万世大路」の保存活動に取り組む福島市の「二ツ小屋隧道保存会」(鈴木信良会長)は10日、万世大路に残るトンネル跡の二ツ小屋隧道周辺の環境整備活動を行った。

 同保存会員ら約15人が雑木伐採や側溝清掃などを行った。この日は米沢市側から万世大路を歩くイベントも開かれており、二ツ小屋隧道でこのイベント参加者を出迎えて、福島と米沢の関係者が万世大路を通した絆を確認した。

 万世大路は福島・山形の発展に向けて両県が1876(明治9)~77年に着工。当時日本最長の「栗子隧道」など大規模工事を進めて81年に開通した。昭和初期から改良されたが、国道13号整備に伴い昭和40年代に廃道となった。