大会実績、資格出願要件に 福島県立高「特色選抜」

 

 県教委は16日、来春の県立高校入試での各校の選抜方法を発表した。今春の入試では、新型コロナウイルスの影響で大会が中止になったことを踏まえ、部活動の大会実績などに出願要件を限定しない措置を取ったが、来春は大会実績や資格取得を出願要件とすることができるようにした。

 各校が5~80%程度の定員枠を設け「志願してほしい生徒像」や試験方法などを示し独自性を打ち出した。

 志願してほしい生徒像には「英検準2級以上」などの資格取得を掲げた高校があったほか、福島は〈1〉部活動などで顕著な実績〈2〉教科学習で優秀な成績〈3〉さまざまな分野でリーダーになれる―の全てを満たす生徒、好間は国公立大試験などに挑戦し、「将来のいわき市をリードする人材として活躍できる」を掲げた。

 福島商は資格要件としてICT(情報通信技術)の総合的な活用能力に関する「ICTプロフィシエンシー検定」を追加。船引はドローンを活用した取り組みに積極的・継続的に活動する決意がある生徒を掲げた。

 このほか、「ユネスコスクールとしての活動に積極的に参加する意思がある(安達)」「SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みなどで自らを高めようとする(あさか開成)」「スキー競技の各種大会で上位入賞しようとする意思がある(猪苗代)」などがあった。

 試験方法では、保原の普通科と商業科でデッサン、福島南の国際文化科と郡山の英語科で「英語の質問に英語で答える」試験、光南は個性などをアピールする「パーソナルプレゼンテーション」を取り入れる。

 特色選抜の定員割合では、清陵情報が今春の13%から40%程度に定員枠を増やした一方、あさか開成は20%から5%程度、平工は50%から10%程度に減らした。統合によって来春開校する高校は、須賀川創英館(統合前の現校名は須賀川、長沼)が30%程度、相馬総合(同相馬東、新地)25%程度、会津西陵(同大沼、坂下)といわき湯本(同湯本、遠野)が20%程度、ふくしま新世(同保原定時・福島中央)が10%程度とした。各校の選抜方法は県教委のホームページで公開されている。