元プロ選手、攻守の技伝授 福島で子ども野球復興五輪

 
プロ野球OBから指導を受ける中学生ら

 復興庁は17日、東京五輪の開幕を前に、福島市の信夫ケ丘球場で「子ども野球復興五輪」を開き、県内の中学生約40人が、元プロ野球選手16人から攻守の技術指導を受けた。

 スポーツ交流や復興学習を通して子どもたちに復興や地域の魅力を理解してもらう狙い。野球教室のほか、東日本大震災の語り部の話を聞いたり、本県産食材などを味わったりした。

 野球教室は元大洋投手の遠藤一彦氏(西郷村出身)、元巨人の鈴木尚広氏(相馬市出身)をはじめ、元千葉ロッテ捕手の里崎智也氏らが参加。守備位置に分かれて指導し、中学生が体の動かし方を繰り返し練習した。いわきボーイズ主将の佐藤誠真さん(小名浜二中3年)は「練習方法や技術を教えてもらえてうれしかった。東京五輪でも野球を見て学びたい」と目を輝かせた。

 鈴木氏は「将来を担う地元の子どもたちと一緒に野球ができて良かった。今後も機会を見つけて、技術を伝承していきたい」と語った。遠藤氏は東京五輪の野球競技が28日に同市のあづま球場で行われることを挙げ「無観客となったのは残念だが、テレビを通じて高い技術の試合を見ることでも成長できる」と子どもたちにエールを送った。