不思議な「人魚のミイラ」や「妖怪像」 県立博物館で展示

 
世にも不思議な「人魚のミイラ」の展示に見入る来場者

 会津若松市の福島県立博物館で17日に開幕した企画展「あはひのクニ あやかしのクニ―ふくしま・東北の妖怪・幽霊・怪異」には、初日から多くの来場者が訪れた。子どもから大人までたくさんの人が、妖怪や幽霊などがつくり出す不思議な世界に夢中になった。

 企画展では、県内外の寺や博物館に伝わる絵図や人形、面など約100点の資料を集めている。国立歴史民俗博物館が所蔵する「人魚のミイラ」、いわき市泉町にあったと言い伝えられている「妖怪像」、二本松市安達ケ原の鬼婆(おにばば)の絵図や面も展示されている。

 「人魚のミイラが怖かった」「どの角度から見ても、絵の中の幽霊と目が合っているような気がした」。会場から出てきた人は、口々に感想を語った。

 好奇心に胸を躍らせる人もいた。妖怪が好きで、自宅にたくさんの本があるという会津若松市の児童(9)=荒舘小4年=は「いろいろな形の妖怪を見ることができて面白かった」と満足げに話した。柳津町の会社員(44)は「会津に妖怪、幽霊の伝説がたくさん残っていることが分かり、興味深かった」と語った。

 開幕に先立ち、記念式典が行われた。鈴木晶館長が「多くの人に人間の想像力や感受性の豊かさを感じてほしい。たくさんヒヤヒヤ、ドキドキしてほしい」とあいさつし、福島民友新聞社の平田哲営業局長、福島中央テレビの片柳幸夫常務らとテープカットを行った。

 毎週土曜「夜間開館」

 会期中の毎週土曜日には、観覧時間を午後7時まで2時間延長する「夜間開館」を行う。エントランスホールでは、この時にしか見ることができない特別な映像を上映する。

 土曜のほか8月13日、同15日にも実施する。土曜日のうち8月21日、9月18日は実施しない。入館は午後6時まで。