上半身なぜ強調?足がない理由は? 幽霊画の秘密解説

 
幽霊画について講演する岡野さん

 会津若松市の県立博物館で企画展「あはひのクニ あやかしのクニ―ふくしま・東北の妖怪・幽霊・怪異」が開幕した17日、同館で関連イベントの講演会が開かれた。盛林寺(福島市)住職の岡野定丸さんが講師を務め、幽霊画の秘密を解説した。

 岡野さんは「幽霊や妖怪、それっていったいナニ?―見えないものを言葉にする、見えないものを見える化する」と題して講演した。幽霊の上半身を強調して描かれた絵に恐怖を感じる理由を「身を乗り出して怒られた記憶があるからだ」と説明。一方、幽霊に足がない理由については「幽霊画を最初に描いた人が描き忘れ、みんながまねした。それに加え、足がない方がそれっぽく見える」とユーモアたっぷりに語った。

 幽霊がいるかどうかについては「近くにいると思えば、陰口を言えなくなる。いると考えて生活した方が楽になる」と話した。