「幻のそば」栽培 山木屋中生、震災後初の種まき

 
ソバの種まきに汗を流す生徒ら

 川俣町の山木屋中の生徒は15日、同校敷地内にある畑で、東日本大震災後で初めてとなる「山木屋在来そば」の種まきを行い、作業を通じて地域住民らと交流を深めた。

 ソバの種まきは、総合的な学習の時間を活用して山木屋地区の歴史や地域について学ぶ「ふる里やまきや科」の一環で取り組んだ。生徒らが山木屋地区の特産品の一つである山木屋在来そばについて学ぶ中で、震災前に同校で続いていた栽培活動の復活が決まった。

 作業には1~3年生計6人と、ソバの栽培に精通している地区住民が参加した。生徒らは住民のアドバイスを受けながら、種を丁寧にまいた。今後、地区住民の協力で栽培し、生育状況の観察や収穫、そば打ち体験を予定しているという。

 山木屋在来そばは、実が小粒で細長いのが特徴。山木屋地区で古くから栽培され、栽培量が少ないことから"幻のそば"と呼ばれている。

 参加した3年生の宗像倖聖さん(15)は「初めての種まきは貴重な体験になった。収穫やそば打ち体験が楽しみ」と笑顔を見せた。