「松村総合病院」移転へ いわき駅北口、25年度開業

 

 いわき市の松村総合病院が、JRいわき駅北口に移転することが決まった。JR東日本管内で初の駅直結型の病院として、2025年度中の開業を目指す。JR東と病院を運営する磐城済世会が19日、発表した。

 施設の老朽化に伴い、現在、同市平にある総合病院と周辺の検診センター、看護学校、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所の移転を計画する。病床数は現在と同じ199床。診療科を含め既存の機能をほぼそのまま引き継ぐが、医療環境の変化により、ほかの機能設置も検討する。

 移転先は駅北口広場東側にある、JRの駐車場などとして使用されている土地。新病院の敷地面積は約4300平方メートル、延べ床面積約1万6000平方メートルで、5~7階建てを予定し、交通広場に設置するデッキで駅とつながる。東側に約3000平方メートルの駐車場の設置も計画している。移転後の跡地約3800平方メートルの利用については今後検討する。

 JR東は駅と直結型施設のモデルケースとし、病院と連携したサービスを模索する考え。磐城済世会の松村耕三理事長は「高齢の患者も多く、利便性が大きく向上する」と期待した。

 いわき駅北口では全体で約2.2ヘクタールの開発が計画されており、今回発表された病院と駐車場を除く約1.5ヘクタールについてもJR東と市が利活用を検討している。既に医療福祉施設のほか、商業施設などの整備が可能となるよう、土地の用途変更を行っている。