若松にシネコン建設計画 宇都宮の業者、3カ所候補地

 

 不動産開発賃貸などを手掛けるフェドラ(宇都宮市)が、会津若松市中心部にシネマコンプレックス(複合映画館)の建設を計画していることが20日、同社への取材で分かった。現在、3カ所の建設候補地が浮上しており、同社が選定を進めている。会津地方には映画館がなく、関係者は中心市街地への誘客にも期待を寄せている。

 同社や関係者によると、候補地は同市中町、JR会津若松駅周辺、市街地にある民間地の3カ所。同社は会津若松商工会議所と連携しながら計画を進めている。中心市街地で課題となる駐車場の確保も含めて検討している。

 シネコンは3階建てを想定し、1階に商業スペースを設け、2、3階には8スクリーンを設ける計画。同社の陳賢徳社長は「うまく進めば来年末には開業したい」としている。

 フェドラは1988(昭和63)年設立。土地や建物を整備して貸す不動産開発賃貸業を行っており、関東を中心にシネマや飲食店、ゲームセンターなどが入る複合施設を運営している。

 会津若松市にはかつて会津唯一の映画館「会津東宝」があったが、2012年6月に入居するビルで火災があり、その影響で閉館した。現在、会津の人が映画館を利用する際、郡山市や福島市、近隣の山形県米沢市、新潟市などに足を運ぶケースが多い。昔から会津若松市に愛着があったという陳社長は、こういった状況なども踏まえて進出を考えたとしている。