光あふれる古里の風景 若松出身の画家、都内で個展

 
小野木さんの個展の表題作「スペクトラム」

 会津若松市出身の画家小野木亜美さん(28)=山形市在住=は24日まで、東京・銀座のギャラリー58で個展「スペクトラム」を開いている。東日本大震災から10年を機に、思い入れのある古里の風景から着想した作品15点を出展した。

 小野木さんは今春、東北芸術工科大大学院博士後期課程を修了。社会人として初の個展に向け「新たな気持ちで創作したい」と新作に徹した。和紙にのせたアクリルやカラーインクの独特のにじみから「細胞を形作っていった」という。

 個展の表題作は縦約1・6メートル、横約1メートル。桜に彩られた鶴ケ城から想像力を膨らませ、光と生命力があふれるような光景を描いた。

 小野木さんは「これまで意識していなかった地元の風景と向き合った。作品から生命の力強さや勇気を感じてほしい」と語った。

 入場無料。時間は正午~午後7時(最終日は同5時)。