「宇宙ソバ」の実 川俣に帰還、8月に作付け栽培

 
長谷川代表理事(右から3人目)からソバの実を受ける村上会長(同2人目)

 一般財団法人ワンアース(茨城県)は20日、1カ月以上に及び宇宙を旅し、地球に帰還した川俣町の「山木屋在来そば」の実を町に贈った。

 ソバの実は、ワンアースが主催する被災地の復興の姿を伝える事業「東北復興宇宙ミッション」の一環で、6月に宇宙へと打ち上げられた。帰還したソバの実9グラムは来月2日に作付けする予定で、町の復興のシンボルとして栽培していく。

 山木屋在来そばは、2017(平成29)年3月末に避難指示が解除された同町山木屋地区特産のソバ。原発事故の影響で一時栽培できなくなり、系統が途絶える危機に見舞われた。現在は、同町の仲ノ内そば会を中心に地区一体となって栽培に力を入れている。

 ワンアースの長谷川洋一代表理事が町役場を訪れ、仲ノ内そば会の村上源吉会長にソバの実を手渡した。村上会長は「山木屋地区の復興に向けて(ソバの)栽培に力を入れていきたい」と話した。藤原一二町長、ワンアースの甚野源次郎顧問らが同席した。