いわきと若松の2病院でクラスター 福島県の医療機関では半年ぶり

 

 県は11日、いわき市の福島労災病院と会津若松市のつるが松窪病院で新型コロナウイルスの感染が確認され、クラスター(感染者集団)に認定したと発表した。各病院によると、感染者は福島労災病院が21人、つるが松窪病院が31人。県内医療機関でのクラスターは2月以来、約半年ぶり。

 福島労災病院の感染者の内訳は入院患者15人、看護師5人、看護助手1人。看護師と看護助手はいずれも2回のワクチン接種が完了していた。病院などによると、看護師に発熱などの症状が現れ、10日に陽性が判明。同じ病棟で働く医師や看護師、入院患者約100人を調べ、新たに20人の感染が分かった。病院は、陽性者が確認された病棟以外で働く医療従事者にもPCR検査を実施する方針。

 病院は重症患者に対応する二次救急医療機関だが、当面、新規の外来診療や救急患者の受け入れを制限する。病院にかかりつけ医がいる場合、電話診療や外来診療、救急の受け入れを継続する。病院は「職員一丸で感染拡大防止に全力で取り組む」とした。

 また、つるが松窪病院によると、10日に職員1人と精神科病棟の入院患者5人の感染が判明した。全ての患者と職員計122人を検査したところ、新たに患者24人と職員1人の陽性が確認された。職員のうち1人はワクチンの接種が完了していた。病院は新規入院患者の受け入れや外来診療、精神科のデイケアを休止しており、「一層の感染防止対策を講じ、安心・安全に診療を受けてもらえるよう万全を期す」としている。