高畑さん「明日の元気に」 映画「浜の朝日」南相馬で舞台あいさつ

 
朝日座をバックに手を振る(左から)タナダ監督、高畑さん、大久保さん、佐野さん

 映画館の再建に奮闘する女性を描いた映画「浜の朝日の嘘(うそ)つきどもと」の試写会と舞台あいさつが11日、撮影のメイン舞台となった南相馬市原町区の映画館「朝日座」で行われた。

 主演の高畑充希さんのほか、出演した大久保佳代子さんと佐野弘樹さん、監督を務めたタナダユキさんが舞台あいさつに立った。高畑さんは「津波で被災した場所を車で通った時、震災当時の空気感を肌で感じた。多くの福島の人に見てもらい、明日の元気につながってほしい」と話した。

 大久保さんは「夕暮れ時に見た朝日座の外観が目に焼き付いている」と撮影時に見た風景を振り返った。佐野さんも「プライベートでも来てみたくなる場所」とし、タナダ監督も「朝日座でイベントをしたいと思っていたため、無事開催できて感慨深い」と撮影終了から1年ぶりに朝日座を訪れたことへの思いなどを語った。

 同作は、福島中央テレビが昨年、制作・放送した同名ドラマの前日譚(たん)に当たる物語。本県出身で東京の映画配給会社に勤めていた高畑さん演じる莉子は、経営不振の映画館「朝日座」を訪れる。莉子は、大久保さん演じる高校時代の恩師との約束を守るため、小さなうそをついてでも再建しようとする。映画は9月10日から全国公開される。県内では、今月27日から郡山テアトル、9月3日からフォーラム福島、イオンシネマ福島、ポレポレシネマズいわき小名浜で先行公開する。